こんにちはマウリス(@maulithblog)です。
保育園の音楽会の撮影の為にニコンの高倍率ズームレンズ「Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR」を使ってみたのでその感想を書きます。
ちなみにフルサイズ用の高倍率ズームは持っていなかったので、今回はマップレンタルさんでお借りしました。
この記事では、
- なぜ音楽会用に28-300mmを選んだか
- 音楽会でNikkor 28-300mmを使ってみた感想
を書いています。
本記事の内容
- 28-300mmレンズを選んだ理由
- AF-S Nikkor 28-300mmを使ってみた感想
- 音楽会で28-300mmを使ってわかったこと
この記事を書いている僕は、一眼カメラ歴7年、Instagramに一眼レフやミラーレス一眼で撮った写真を140件ほど投稿しています。
使用したレンズ
今回使ったのは、ニコンのフルサイズ用高倍率ズームレンズ「Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR」。
このレンズ、現行品だと思っていたのにNikon公式では旧製品(生産完了)となっていました。
2010年の発売から11年も経っているし、最近はミラーレスのZマウントに注力しているのでさもありなんでしょうね。
今中古で買うのだったら、だいたい相場5~6万円なのでかなりお買い得ですよ。
安いので僕も中古購入しようか迷いましたが、年に数回の保育園イベントくらいでしか使わないのでやめておきました。
このレンズを選んだ理由
最終的に28-300mmにしましたが、もう1本、望遠ズームのAF-P NIKKOR 70-300mmとどっちにするか迷っていました。
ではなぜ28-300mmにしたか、その理由は2つでした。
- 席がステージに近いと70-300では広角側が足りなくて、ステージ全体を写したい時に横が入り切らないと思ったから。
- イベント演出で子どもが保護者席の近くに来たときに、望遠ズームの70mm始まりだと画角が狭くなる。
開放F値もそんなに変わらないし望遠端も同じ300mmなので、それならより広く撮れて便利なほうがいいなってことで28-300mmにしました。
使ってみた感想
重量・サイズ感
ボディに付けて持ってみると、重量はけっこうズッシリ重く感じます。
レンズ単体で約800g、D750に付けると合計約1.5kgになるのでそれなりに重量感ありますが、シグマの100-400mmに比べると断然軽くてサイズもコンパクト。
撮影後も腕が疲れたと感じることもありませんでした。
小さくて軽いのに広角から望遠まで1本でまかなえる、というのが高倍率ズームのメリットだなぁと実感しました。
レンズ性能
ズームリングはけっこう重めです。
自分も妻も最初、ズームロック解除してるのに「あれ?ズームできない」と思ったほど重かったです。
とはいえ、そう感じるのも最初だけですぐに慣れました。
オートフォーカス速度は驚くほど速くはありませんが、かといってストレスを感じるほど遅くもなく普通にピントを合わせてくれます。
オートフォーカス精度に関しては、薄暗い室内での撮影にしては「ほとんど迷うことがなかったなぁ」という印象です。
ただ、ボディの設定のせいか、たまにシャッターボタン半押ししてもオートフォーカス動作しないときがありました。低照度だったからでしょうかね?
ズーム範囲
撮った写真を見返してみるとほぼ望遠端でしか使ってなかったことがわかりました(笑)
せっかく広角もカバーできるようにと28-300mmにしたのに(笑)
でもこれは後から考えたらイベントの演出にもよるなと思いました。
今回は音楽会だったので、ほぼ定位置で歌を歌ったりリズム打ちをしてただけで前後の動きはゼロ。
なので、広角側はほとんど不要で70-300mmでも十分に事足りました。
ちなみに、コロナ禍のため保護者席は先着順ではなくくじ引きで、席位置が当日までわからないのが不確定要素だったので今回高倍率ズームにしましたが、うちの園の場合だと最前でも広角端は70mmあればだいたいステージ全体を写すことができるんですね。
ただ、劇や入卒園式など保護者の近くに来たり通ったりするようなイベントのときは高倍率ズームにしておいたほうが、シャッターチャンスを逃さないのは間違いないですね。
写り・画質
これまではAPS-C用の望遠ズーム(AF-S DX VR Zoom-Nikkor 55-200mm f/4-5.6G IF-ED)をフルサイズのD750に付けてDXクロップして使っていたので、約1000万画素相当でしか撮れていませんでした。
今回はちゃんとフルサイズ用のレンズを使って撮ったので、さすがに以前よりかはキレイに撮れていました。
パソコンの画面で見てみても、今までなんとなくボヤッとした感じだったのがクッキリ鮮明に見えました。
まぁこれはこのレンズというよりはフルサイズレンズとしての感想ですが・・・。
このレンズの感想としては、他に比較対象となるレンズも持っていないのであまり多くは語れませんが、3.5段分の手ブレ補正(VR)はよく効いていたなという印象です。
シャッタースピードの低速限界を1/125秒に設定していましたが、多少の被写体ブレはあったものの手ブレの失敗はほぼありませんでした。
薄暗い屋内での撮影にもかかわらず、望遠端の開放F値5.6でもほぼ失敗写真が出なかったので、なかなか優秀なレンズだと感じました。(さすがフルサイズ、発売価格約15万円なだけあるな。)
次のイベントで使うレンズはどうするか?
今回28-300mmを使ってみた実績をふまえて次はどのレンズをチョイスするか問題ですが、やはりイベント種類・演出によって選び分けようと思います。
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- 音楽会など立ち位置に変化がない(前後しない)イベントなら70-300mmのような望遠ズームにする。
- 劇でステージを昇り降りしたり、保護者席の近くを通ったりするような前後の動きが予想されるイベントは28-300mmのような高倍率ズームにする。
ただ、子どもが小さいうちは基本的にイベントの内容(動きや演出)を事前に把握できないので、28-300mmを選ぶのが無難かもしれません。
まとめ
今回、屋内の保育園イベントでNikon 28-300mmを使ってみましたが、望遠が300mmまでズームできるのにサイズはコンパクト、それでいてキレイに撮れて失敗写真もほぼなしととても優秀なレンズでした。
28mmから300mmまで1本で広い画角をカバーできてどんな状況でも対応できるので、こちらを選んでおけばまず間違いありません。
ただ、音楽会のようにステージ上の立ち位置が固定で前後の動きがないようなイベント撮影であれば、広角側はそこまで必要ないので70-300mmを選んでもよかったなというのが今回の教訓です。
AF-P 70-300mmのほうが軽くて外径も小さく、オートフォーカスも速いので広角が必要なければこちらが性能は高いです。
色々書きましたが、結論Nikkor 28-300mmは使い勝手も良く、撮れる写真も満足いくものでしたので機会があればまた使いたいレンズでした!
この記事があなたのレンズ選びのお役に立てば嬉しいです。
最後まで読んでくださりありがとうございました。