こんにちはマウリス(@maulithblog)です。
家電製品が故障したとき、保証がなかったり保証期間が切れている場合に訪問修理をしてもらうと1万円以上かかってしまうので、自分で簡単に修理できるものはできる限り自分でやりたいですよね。
先日わが家の電子レンジの扉が壊れたので、自分で修理したときのお話を備忘録の意味も込めて書きます。
今回壊れた電子レンジは、8年前に購入したPanasonic NE-BS70E1(2013年製)。
エディオンオリジナルモデルで、ベースモデルはNE-BS700となります。
電子レンジから突然大きな音
ある日の夕方、妻が夕食を作るのに電子レンジを使っているといきなりガンッ!と金属を叩くような音がしました。
子どもも含め全員ビックリしましたが、普通に電子レンジの機能は使えるし見た目も変わった様子はなかったのでさほど気にしていませんでした。
翌朝、朝食を作るために電子レンジの扉を開けたところ、扉がいつもより妙に軽い。
縦に開くタイプのレンジなのですが、ふと扉を支えているアーム部品を触ってみると、向かって右側のアームがガタガタしていました。
反対の左側はガタガタせずテンションが効いている感じだったので、おそらく右側だけ扉の開閉のためのバネかダンパーのようなものが壊れたんじゃないかと大体の予想が付きました。
故障の原因
壊れた原因はドアバネの破損
そこでネットで「電子レンジ 扉 バネ」で検索してみると、同じような事象が起きた人のブログ記事をいくつか見つけました。
原因は予想通り、電子レンジ本体内部側面に取り付けられている「ドアバネ」と呼ばれるドアを開閉させるためのバネ部品が破損して起こったもののようでした。
破損原因に確信を得たので、さっそくレンジ裏側のビスを取ってカバーを外して内部側面を確かめてみたところビンゴ!
向かって右側のドアバネの先端(アームに引っ掛けるためのフック状になった部分)がポッキリ折れてしまっていました。
※取説には感電や発火の恐れがあるため絶対に分解しないように! との記載がありますので、分解の際は自己責任でお願いします。
折れたバネの再使用はできなかった
破損原因を調べた際に参照したこちらのブログを参考にして、まずは折れたバネを再利用して新たなフック部をつくってやろうと試みました。
しかし、わが家には100均の貧相なラジオペンチ1本しかなく、また腕力も貧相なためフック部をつくることはおろか、ひと巻き分引き出すことさえかないませんでした。
この日は夜も遅く、これ以上の解決は無理と判断したため折れたバネを摘出し、左側のバネだけが生きた状態で仮復旧しました。
DIY修理できる?
修理費用は12,000円から
壊れた原因は判明したものの、とりあえずメーカー保証もつけていたエディオン購入店へ電話。
その結果、保証期間が5年で切れており、訪問修理で12,000円からになるとのこと。
念のため、最寄りのパナソニック修理センターへも聞いてみたところ回答は同じでした。
DIYでドアバネ交換を決意
8年前に50,000円で購入した電子レンジの修理に12,000円かぁ。
購入してから年数が経っていることもあり、12,000円もかけて修理するには高い。
かといって電子レンジの機能は問題なく使えているので買い換えるのももったいない。
ということで、どうにかドアバネだけを新品に取り替えることにしました。
家電量販店やメーカーからの修理部品取り寄せはできない
自力でドアバネ交換することにしたのはいいものの、さてどうやって同じ仕様のドアバネを入手するか。
近所の電気屋さんに開けて見てもらったことにして、修理の問い合わせをしたエディオン販売店とパナソニックの修理センターにドアバネの部品だけ売ってもらえないか問い合わせるも、どちらも修理部品の販売はできないとの回答・・・。
専門知識のない素人が修理に失敗してさらに不具合が起きたり、理不尽なクレームをつけられる可能性もありますので当然といえば当然の対応かもしれません。
また、家電量販店やメーカーの保守・メンテナンスの売上の一部にもなるものですから、修理部品の販売を行っていないのもうなずけます。
修理部品は街の電気屋さんで買える
家電量販店やメーカー以外から修理部品を入手する方法をネットで検索していたところ、他の方のブログ記事にて『街の電気屋さんで入手できる』という情報をゲット。
ダメ元で近所のPanasonic取扱の電気屋さんに電話して聞いてみると、取り寄せできるとのこと!
さっそく電気屋さんと電話しながらベースモデルのNE-BS700の図面を見てもらいましたが、なぜかドアバネは図面には出てこない部品と言われてしまいました。
ですが、部品番号さえわかれば発注できるようなので、もう一度Panasonic修理センターへ部品番号を確認し、電気屋さんで型番検索してもらったところちゃんと出てきました。よかった~。
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- 品番:A3230-1P50
- 品名:ドアバネ
- 価格:300円(税別)/個
- 代表機種:NE-R3300
今回破損したのは右側のドアバネだけでしたが、左側も同じ期間使用しており劣化の可能性は十分あるので今回は左右両側で2つ購入。
合計、税込660円。
これで修理代を大幅に節約できた!
部品は注文してから2日後に電気屋さんに届いていました。
ちなみに「返品不可」が修理部品の購入時の条件。
そこは自己責任ということを踏まえて了承が必要です。
Panasonicの最寄りの街のでんきやさんはコチラから検索が可能です。
実際に修理してみた
新しいドアバネを入手できたので、さっそく修理してみました。
(1)裏のビス6箇所を外し、カバーを外す
本体背面にあるカバーを固定しているビス6箇所をドライバーで外して、カバーを外します。
このカバー、差し込み式になっていてなかなか外れにくく取り付けにくいです。
(2)新しいドアバネを取り付ける
電気屋さんで取り寄せてもらった新しいドアバネを取り付けます。
経年劣化も考慮して左右両方のドアバネを交換しました。
なお、初めてカバーを外す場合は、古いバネを先に撤去してください。
(3)カバーを取り付けて完了
最後にはじめに外したカバーを逆の手順でビス止めして取り付ければ完了です。
※繰り返しになりますが、取扱説明書にも書かれているとおり感電の恐れがあるため、本来電子レンジなどの高電圧機器は有資格者でないと分解修理ができません。(部品を購入した電気屋さんが教えてくれました) 修理の際は自己責任でお願いします。
ドアバネの取付け取外しは両側で5分もあれば終わるのでとても簡単です。
ですが、最初のカバー取外しと最後のカバー取付けに苦戦し結局1時間弱かかってしまいました。。
いずれにしても作業自体は難しいものではないので自分で修理してよかったです。
まとめ
今回の故障はあくまで扉の開閉の機械的なものであり、温めなど電子レンジの電気的な機能は通常通り使えていたので、12,000円もかけて修理しようとは思いませんでした。
もし修理部品の取り寄せが出来なかった場合は、市販のバネなどで代用しようと思っていましたが、さいわいにも純正部品でしかもたった660円で修理できてよかったです。
パナソニックや日立、東芝製品であれば、各メーカー製品を取り扱っているの街の電気屋さんで大概の部品は入手可能だと思います。
プラスチック部品の破損であったり、今回のような機械的な構造の箇所であれば比較的容易に自分でのDIY修理ができるのではないでしょうか。
電気・電子系に詳しい方などであれば電気部品や基盤などの修理もできるのかもしれませんが、それも部品の入手可否とスキル次第だと思います。
最後にお断りですが、本記事はシロウトの修理をお勧めするものではありませんので、ご自身でDIY修理するときはくれぐれも自己責任でお願いします。
この記事があなたの役に立てば嬉しいです。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。