一眼レフとミラーレス一眼

カメラの知識

【どう違うの?】一眼レフとミラーレス一眼の違いについて解説します!

2020年7月5日

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カメラを買おうと思ってカメラ売り場へ行ったり通販サイトで見たりしていると、一眼レフカメラとミラーレス一眼カメラがたくさん並んでいますよね。

見た目も価格もいろいろあるけれど同じ"一眼カメラ"ってなっているし、何が違うの?どっちを選べばいいの?と悩んでしまう方も多いと思います。

 

せっかく一眼カメラを買うんだったら自分にあったカメラを選びたいですよね!

一眼カメラの選ぶうえでまず最初の分かれ道となるのが、「一眼レフカメラ」か「ミラーレス一眼カメラ」どちらを選ぶかになります。

 

この記事では、一眼レフカメラとミラーレス一眼カメラって何が違うの?というギモンに対して両者の違いを解説し、あなたの用途・撮影スタイルにあった一眼カメラをご提案します。

一眼レフとミラーレスどちらがあなたにとって最適か、一緒に見つけましょう!!

 

「一眼レフ」と「ミラーレス一眼」の違いって何?

 

一眼レフとミラーレス一眼の明確な違い、それはズバリ、カメラの中にミラー(鏡)があるかないかです!

読んで字のごとく、ミラーレス一眼は"ミラー"が"レス"、つまりカメラの中にミラー(鏡)がありません。

一方ミラーのないミラーレス一眼に対し、一眼レフはカメラの中にミラー(鏡)があります。

単純ですね。違いはたったこれだけなんです。

 

このミラー(鏡)がカメラの中にあるかないかが両者の決定的な違いであり、この違いを理解することでどちらが自分に合っているのか?を考えやすくなります。

それでは、一眼レフとミラーレス一眼のミラーの有無についてどう違うのかその仕組みについて簡単に解説します。

一眼レフとミラーレスの図解

【一眼レフの仕組み】

一眼レフは、レンズを通して入ってきた光をカメラボディ内のミラー(鏡)で反射させてファインダーに映し出し、ファインダーを通して直接景色を目で見ながらシャッターを押して撮影します。

そしてシャッターを押した瞬間にミラーが跳ね上がり、イメージセンサーに光が取り込まれて写真が撮れる仕組みになっています。

 

【ミラーレス一眼の仕組み】

ミラーレス一眼にはミラーがありませんから、レンズを通して入ってきた光が直接イメージセンサーに届き、その景色を映像として変換し背面液晶や電子ビューファインダーで見ながら撮影するという仕組みになっています。

景色を映像として小さな液晶テレビで見ていると考えていただければイメージしすいかと思います。

 

まとめると・・・

一眼レフは、景色を「直接見る

ミラーレス一眼は、景色を「映像で間接的に見る

となります。

 

 

参考

◎ファインダーの呼び方について

一眼レフのファインダーを光学式ファインダー、ミラーレス一眼のファインダーを電子式ビューファインダーといいます。

光学式ファインダー ・・・ OVF(Optical View Finder)

電子式ビューファインダー ・・・ EVF(Electronic View Finder)

 

ミラーの有無で何が変わるの?

一眼レフとミラーレス一眼ではミラーの有無が大きな違いであることがわかりましたね。

次は仕組みの違いによって具体的に何が変わってくるのか見ていきましょう!

 

ボディの大きさ・重さ

重さ

カメラ内にミラーを内蔵するかしないかで、ボディのサイズ・重さがずいぶん変わります。

 

一眼レフ】

レンズを通して入ってきた景色をファインダーに導くためのミラーとペンタプリズムを収めるスペース、シャッターを切る時にミラーを跳ね上げる機構が必要となるためどうしてもサイズが大きく重くなります。

大きい反面、しっかりと握れるグリップのおかげで構えた時の安定性は抜群です。

 

【ミラーレス一眼】

一眼レフと違いミラーの機構を一切必要としないため、ボディを小さく軽く薄くすることができます。

持ち運びやすさ・手軽さではミラーレス一眼に軍配が上がります。

 

ファインダー方式

光学ファインダー

すでに触れた通り一眼レフは「光学式ファインダー」、ミラーレス一眼は「電子式ビューファインダー」でしたね。

被写体を確認するためのファインダーでも、方式によってそれぞれ特徴があります。

 

【一眼レフ(光学式ファインダー)】

生の景色を直接見て撮影するのでリアルタイムにシャッターを切ることができます。(タイムラグなし)

狙った瞬間を撮影できるので、動物や飛行機・電車など高速で動く被写体に強いといわれます。

 

【ミラーレス一眼(電子式ビューファインダー)】

レンズから入ってきた景色を映像に変換する作業が必要なので、被写体とファインダーで見る映像にわずかにタイムラグが生じます。

光学式ファインダーに比べてわずかなタイムラグはありますが、明るさや色味などの設定が反映された状態の景色をファインダーで確認してから撮影できるというメリットがあります。

撮った写真をファインダー内で確認することができるのも便利なポイントです。

 

バッテリー消費

カメラのバッテリー

外での撮影や旅行時にはバッテリーの持ちが重要になってきます。

バッテリー消費も一眼レフとミラーレス一眼で違いがあります。

 

一眼レフ】

ファインダーで被写体を確認するのにバッテリーを消費しないので、非常にバッテリーの持ちが良いです。

バッテリーを使うのは主にレンズのオートフォーカスを駆動させることと、撮った写真を背面モニターで確認する程度です。

 

【ミラーレス一眼】

景色を映像に変換しファインダーか背面モニターに常に表示する必要があるので、バッテリー消耗が速いです。

また、ボディを小型軽量にするためにバッテリーのサイズを小さくしているのもバッテリーの持ちがイマイチな理由です。

 

オートフォーカスエリア

一眼レフAF測距点

一眼レフ(ニコンD850)の測距点

α7Ⅲ測距点

ミラーレス一眼(ソニーα7Ⅲ)の測距点

一眼レフとミラーレス一眼の比較記事は多くありますが、あまり触れられていないのがオートフォーカスエリアの違いです。

オートフォーカスエリアとは自動ピント合わせ(オートフォーカス、AF)が可能な範囲(エリア)のことであり、これもファインダー方式の違いによって変わります。

 

一眼レフ】

光学式ファインダーの仕組み上、ピント合わせの為にレンズから入ってくる光の一部を使っています。

一部の光しか使えないことから、ファインダーの真ん中付近でしかピント合わせをすることができません。

 

【ミラーレス一眼】

イメージセンサー(撮像素子)の中にピント合わせをするための測距センサーを埋め込んでいます。

レンズからの光がミラーで遮られることなく全てイメージセンサーに入り、イメージセンサー全体つまり画面のほぼどこでもピント合わせをすることができるのです。

画面のどこでもピント合わせをすることができるので、顔認識瞳認識機能によって人の顔に簡単・確実にピント合わせをすることができます。

 

一眼レフの特徴 … しっかり握れて1日中撮れる。動きの速い被写体にはコレ!

デジタル一眼レフ

  • 光学式ファインダーで直接被写体を見て撮れる(タイムラグがない)
  • バッテリーの持ちが良い
  • ミラー機構を内蔵しているため本体が大きく重い
  • 大きい分しっかり握れて安定性が高い
  • ファインダー内のオートフォーカスエリアが狭い

こんな人におすすめ!

  • 重厚感、本格的な見た目を重視したい
  • スポーツや動物、飛行機・電車など動きの速い被写体を撮りたい
  • しっかり握れて安定性を重視した撮影がしたい
  • バッテリーの減りを気にせず使いたい

 

 

ミラーレス一眼 … 軽量コンパクトで快適に撮れる。一眼画質を普段使いしたいならコレ!

ミラーレス一眼カメラ

  • 軽量コンパクトで持ち運びしやすい
  • 明るさや色味の設定が反映された状態を確認してから撮影ができる
  • 画面全体でピント合わせができる
  • バッテリー消費が大きい

こんな人におすすめ!

  • 軽量小型で持ち運びしやすいのが良い
  • 失敗しないで簡単に写真を撮りたい
  • ファインダーを覗いて撮りたいけど光学式ファインダーでなくてもいい

 

おわりに

いかがでしたでしょうか。

一眼レフとミラーレス一眼について、その仕組みからそれぞれの特徴とどんな人におススメかをご紹介させていただきました。

この記事を読んで何となくでもどちらが自分に向いてるか分かっていただけたなら幸いです。

あなたに合った1台を見つけて楽しいカメラライフを送りましょう!

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

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